MT4を使っていると「パソコンの性能が悪いのか?」と考えてしまうほど、動作が遅く、動きが重たいことがあります。
もし「パソコンを買い替えた方が良いのか?」と考えているなら、ちょっと待ってください。
それ、MT4の設定で改善するかも知れません。
ローソク足の本数が原因?
MT4の動作が遅いときに、考えられる1番の原因は、ローソク足の本数(バーの本数)に関する設定です。
特に「バックテスト」を行っているMT4なら、要注意です。
ローソク足の設定を変更すれば、劇的に動作が改善するはずです。
今の設定を確認する
「ツール」→「オプション」→「チャート」タブを開いて、今の設定を確認しましょう。
「ヒストリー内の最大バー数」「チャートの最大バー数」が、ローソク足の設定になるので、この2つの項目の値を確認します。

MT4の動作を「軽く」する設定
「ヒストリー内の最大バー数」「チャートの最大バー数」の2つの項目の値を「小さく」変更します。
ヒストリー内の最大バー数 | MT4が保存するバー数。バックテストに使う過去のバー数を設定します。 |
チャートの最大バー数 | 現在チャートに表示するバー数を設定します。 |

ちなみに、僕は「5000」で使ってますが、もう少し多くても、そこまで重くならないと思います。
また、インジケーターは、過去の価格データを使って計算していますので、バー数(ローソク足の本数)を小さくし過ぎると、価格データが取得できず、インジケーターが正しく動作しなくなる可能性もあります。
MT4が軽快に動作するのであれば、無理に小さくし過ぎなくても良いのかなと思います。
EA作成ソフトが無料で付属してるForex TesterMT4バックテスト用の設定
過去のバックテストをする場合は、「ヒストリー内の最大バー数」「チャートの最大バー数」の2つの項目の値を「大きく」変更します。
最大限の過去データを使って検証するためには、設定値を「最大値」にする必要があります。
最大値にするには「9999999999999999」のように「9」を連続入力して設定します。


過去のバックテストを行う場合と、本番の実際にトレードを行う場合で、設定値が大きく異なります。
パソコンの性能にもよりますが、MT4の動作が重いと感じているなら、実際にトレードするMT4は、バー数(ローソク足の本数)を「小さく」する必要があります。
そのため、バックテスト用と、実際にトレードを行う本番用で、MT4を分けて使うのが、現実的だと思います。
「デモ環境」などを上手く使い、ストレスのない環境を構築しましょう。